STORY

 
一言にフリーランスウェディングプランナー(以下フリープランナー)と言ってもたくさんの人がいて、それぞれやり方や、考え方が違います。私というフリープランナーについて、まずはご紹介させていただければと思います。お二人の大切な結婚式をおまかせいただくかもしれない私のこと。少々長くなりますが、最後までお目をお通しいただけると幸いです。
 
私がフリープランナーになることを決めたのは2009年。当時はフリーのウェディングプランナーをインターネットで検索しても、一人もヒットしない時代でした。
 
そんな時代にフリーのウェディングプランナーをある意味「つくる」選択したのは、独立志向があったわけではありません。理想のウェディングをつくりたい、理想のウェディングプランナーになりたい、それを実現する方法を考えたときに、そうするしかなかったんです。
 
理由は3つ。
 
 

▶︎一つ目の理由は、東京の大人花嫁たち。

 
青山でプランナーに就いて驚きました。バリバリと働く30歳以上の花嫁の多さに。私より年上の花嫁たちのその姿は、綺麗で、凛としていて、かっこよくて、憧れました。「この街の結婚適齢期は違う!」そう思いました。そして既存の結婚式にミスマッチを感じました。
 
「私もゲストも、もう何十回も結婚式に出てきてるから。披露するよりも、もてなしたい。」
 
俗に言う結婚適齢期から数年~十数年。恋に仕事に遊びに、たくさんの経験をし磨かれた彼女たちが求めるものは、結婚適齢期の世代とは違ったのです。それに彼女たちのスタイルを、既存のウェディングの枠にはめてはもったいない。
 
そんな彼女たちの気持ちやスタイルに合ったウェディング、彼女たちを輝かせるウェディングをつくりたいと思いました。
 
 

▶︎二つ目の理由は、総合演出家になる=1組にもっと時間を費やしたいと思ったこと。

 
通常、ウェディングの打ち合わせは、花はフローリストと、写真はフォト会社と、進行は司会者と、音響・照明は音響さんと・・・などというように、別々に行います。プランナーがプロデュースするというよりは、新郎新婦のお二人が、それぞれの担当者に希望を伝えていくというものなんです。
 
結果、この花にこの照明?この雰囲気にこの音楽?このドレスにこの装飾?そんなちぐはぐが生まれることもしばしば。それは出来合いのフォーマットの色違いを作って行く様にも感じました。
 
プランナーが、もっと全体を把握してアドバイスや提案をし、当日現場監督として立ち会い・・・まるで舞台の演出家のように、一人のプロが全体を俯瞰し「総合演出」の役割を務めることで、もっと世界観の整った、伝わるウェディングが作れると確信していました。
 
だけど、そんな自分が理想としたウェディングプランナーになるには、とにかく「時間がない」。上質なものを求めるとやっぱり時間がかかります。
 
フリーランスになることで、仕事のやり方は自由に。月間の組数を限定することで時間を確保し、全てのお打ち合わせに同席しています。当日もヘアメイクスタートからお開きまで立ち会います。そのため全体を把握して進めることができ、全ての関連性を意識し、より細部まで行き届いたプロデュースができます。音響や照明までお任せいただいてプロデュースすることも多くありますが、ウェディングの仕上がりに非常に大きな影響を及ぼしています。
 
 

▶︎三つ目の理由は、ウェディングプランナーを選ぶという選択肢の必要性。

 
ウェディングを良く知るウェディングプランナーたちは必ず言います。 
「自分が花嫁ならまずはベストな担当者をつける!」
それは、ウェディングはプランナー次第と言っても、過言ないからです。
 
会場へ行けばプランナーがいるのに、わざわざプロデュース料を支払って、ウェディングプランナーをつける理由っていまいち分からないと思います。
 
では、例えばどうでしょう。裁判は経験豊富な弁護士さんに依頼したいし、手術するときは経験豊富なお医者さんに依頼したいですよね。ウェディングは友人にも経験者が多かったりと、とても身近にあるものなので、何となくそこまでの専門知識が必要ないと感じてしまうのですが、同様に専門知識と、プランナーの経験が非常に大きな影響を及ぼすものなんです。
 
ウェディングでは、プランナーが特に言葉に出さなければスルーして行くこと、たくさんあります。それは「気にかけなくてもいいけど、気にすると良いポイント」です。マストな手配・話をしっかりしていれば問題なく、滞りなく、ウェディングは完成しますが、そんなプラスαのポイントをよりケアしていくことで、完成度は大きく変わります。そのプラスαの大部分を締めるのが、プランナーの「経験」と関与できる「時間」です。
 
私の特徴は「その会場」以外にも、ホテル・レストラン・ゲストハウス・高層マンションのラウンジ・テレビスタジオ・ゴルフクラブ・ハワイなど、本当にたくさんの場所でウェディングを手がけてきた経験があることです。だからこそ「この会場のウェディングはこういうもの」という固定概念がありませんし、お二人をサポートし、アイデアを出すための引き出しが豊富です。
 
それから、ウェディングはチームワークであるということ。数十人に及ぶ本当にたくさんのスタッフ・プロの力が合わさってつくられるもので、その中心でそれをまとめるのがウェディングプランナーです。野球チームなら監督、ポジションの違う選手の特徴を捉え、的確な指示を出したり、戦略を練って、まとまりのあるチームを作り、勝利へ導く存在です。
 
この様にウェディングプランナーはとても大切な存在。だからこそ欧米の様に「ウェディングプランナーを選ぶ」という選択肢が必要だと思ったこと、そして理想のウェディングをつくる為に必要なプランニングスタイルを追求した結果が、フリープランナーを始めたきっかけでした。
 
 

▶︎You have to take the tradition, and decorate it your way.

 
「フリープランナー」と聞いて皆さん、どの様なイメージをお持ちでしょうか。どうも「個性的なウェディングをつくる存在」と思われがちな様なのですが(笑)私は「変わったウェディングが作りたい」という思いはありません。
 
私のコンセプト「伝統は守りつつもアレンジするのだ。自分たちのやり方で。」
 
結婚式というのは、二人だけの思いではなくご家族は勿論、参加するたくさんの人の思いも一緒にあります。期待もあるでしょう。イメージもあるでしょう。そういうものだからこそ、大切にしなければならないトラディショナルやフォーマルがあります。例えば御祖父母様や、御上司が「やれやれ。最近のウェディングにはついていけない」そう思うのはとても不本意です。
 
ゲストの層やキャラクター、強み・弱みを含む会場の特徴、そしてお二人の伝えたい気持ちを踏まえ、はずしてはいけないフォーマル・おもてなしと、個性や遊び心の「バランス」を取ることを、とても大切にしています。それらを考えた結果、とても個性的なウェディングをプロデュースすることもありますし、本当にクラシックで穏やかなウェディングをプロデュースすることもあります。
 
 

▶︎「空気でつくるプランナー」

 
これはゼクシィのライターさんが、記事の中で私を一言で表現しタイトルにしてくださったものです。装飾がもたらすビジュアルのおしゃれさも勿論大切にしていますが、このキャッチコピーの通り、目に見えないもの・・・たとえば、ゲストの行動パターンや視線の方向 効果的な音楽の選択・使い方 間の取り方などにも配慮し、“空気”を読み、“空気”をつくることを、とても大切にしています。
 
 

▶︎私のスペシャルなポイント - それは元ゲストの新郎新婦からのオファーが多いこと

 
普通なら「友達と一緒は選ばない」のがウェディング。しかしながら
 
「○○ちゃんの結婚式に参加してとても良かったから」
「今まで何度も結婚式に参加してきたけど、今までの中で一番だった!」
 
そんな、この業界ではあり得ないとされてきた“リピーター”とも言える、元ゲストの方からのオーダーをいただくことが、非常に多いです。
 
ウェディングプランナーの存在価値はとても分かりにくいものと思いますが、お二人の大切なゲストのこの様な思いこそが、私が総合プロデュースさせていただいた意義だと思います。
 
 

▶︎私にとって最高のウェディング

 
“二人のウェディングを通して、ゲスト皆様がさらに二人のことを知り、二人を好きになるウェディング”
 
ウェディングに招待される方は、お二人にとって、これまでもそしてこれからも、とても大切な方々と思います。だからウェディングという最良の機会を通して、お二人と大切な方々との結びつきが、さらに深くなってほしいと思っています。
 
だから私は、どちらかというと、ゲストにフォーカスしているところが大きいです。それはゲストが心底喜んでくださることが、お二人の喜びにつながると思っているからです。
 
 

▶︎Wedding LAB (ウェディングラボ=ウェディング研究所)

 
この屋号は、目まぐるしくトレンドの移り変わるウェディングで、常にベストを研究・追求し、進化していくという思いを込めて。